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赤ら顔(あからがお)

血液中のヘモグロビン(赤血球の血色素)は赤い色をしており、これが血の赤さとなって現れています。顔の毛細血管、特にほほは毛細血管の密度が高くなっており、通常、ほほは皮膚の厚さを通して血の赤さが顔に表れて淡いピンク色となっています。 ところで寒冷地、あるいは冬季のほほは冷たい外気に触れ、体温の低下を防ごうとして血液の流量を増やすために毛細血管が拡張します(カラダは体温の低下を防ぐために収縮します)。この時、外気温の低い屋外から暖房されている室内に入ると、室内の温度によってほほ(およびカラダ)の血管は拡張し、血液はゆっくりした流れとなりますが、頬の血管は自律神経の働きで更に拡張することになります。 敏感肌の人の場合表皮が薄いため、温度変化に対しても毛細血管が過敏に反応して赤ら顔になりやすいのです。また、敏感肌の場合、ニキビや(アトピー性)皮膚炎なども刺激となって赤ら顔になりがちです。このほか、毛穴から出る皮脂の過剰分泌が原因である場合(脂漏性皮膚炎)もあり、こちらは炎症が刺激となった赤ら顔ということができます。さらには、のぼせた状態が続いた場合(内分泌ホルモン系機能障害、便秘、胃腸障害によるもの)、ステロイド外用薬の使用などが原因となって赤ら顔が発生することもあります。■
*以上は一般的な解説であり、個別の詳細は各医院にて直接ご確認くださいますよう、お願いいたします。

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