ワキガ・多汗症
ワキガ・多汗症のメカニズム解説
"ワキの下には、臭いの原因となるアポクリン汗腺、多汗の原因となるエクリン汗腺の汗腺組織があります。 アポクリン汗腺は、アンモニア・脂肪酸・鉄分・蛍光物質などの物質が含まれています。 この汗は粘り気があり乳白色の液体です。この成分が細菌などにより分解されると臭いが発生します。この臭いがいわゆる「ワキガ臭」となります。 多汗症は、エクリン汗腺が分泌する汗です。エクリン汗腺は体全体にあり、成分は99%の水分と1%の塩分となります。 この原因組織を除去することが、ワキガ・多汗症治療です。"
イメージ図
スペース
ワキガ・多汗症の治療
■吸引法
ワキのシワに沿って数ミリ程切開し、吸引管を挿入し、 原因となる汗腺組織を吸引除去します。 症状の比較的軽い方に適した治療ですが、汗腺の取り残し、再発の可能性もあります。傷跡はシワの一部のようになり目立ちません。
スペース
■皮下組織削除法
ワキのシワに沿って数センチ程切開し、原因となる汗腺を器具によって削除します。 皮膚を反転させて、医師が汗腺組織を目で確認しながら除去していきます。 この方法で治療を行うクリニックが多く、現在主流の治療といえるでしょう。 手術後は、剥離した皮膚をくっ付けてあげるために、圧迫固定を必要とします。 また抜糸のために来院する必要もあります。
スペース
■反転法(全切開法)
ワキの下のセンター部分を広い範囲で切開します。原因となる汗腺組織を完全に直視して確認をしながら除去していきます。 手術時間も長めとなります。 症状が重度の方や治療を受けたことがあるが再発をしてしまった方に適した治療法です。
スペース
ワキガ・多汗症 チェックシート
check.1 匂いを指摘されたことがある
check.2 腋の下に汗をたくさんかく
check.3 耳垢が湿っている
check.4 両親、もしくどちらかがワキガである
check.5 洋服に黄色い汗ジミが付く
check.6 毛深いほうだ
check.7 肌が脂性
check.8 肉や乳製品などの動物性脂肪が大好き
スペース
ページ上へ